物を知らな過ぎて・・・

中学1年生が数学や理科の文章題を解く際に、あまりにも日本語や物を知らな過ぎて困ることがあります。

「チューリップの球根を植えるのに、過不足なく分けて・・・」という問題で、「過不足なく」を読めないし、知らない。ここまでは想定内。(それもどうかと思うけど)


それどころか、「球根」を知らなかった!!

これにはビックリ。


理科の問題で、「栓抜き」の支店、力点、作用点と出てきても、「栓抜き」を知らない。

たしかに、今は使わない。でもなぁ、知らないのか・・・


国語で「盆土産」という物語があるのですが、「お盆」の話をしたら「お盆って何ですか」って言われました。


社会の教科書で、「お雑煮」も地域によって違うと書いてあったけど「雑煮」を知らない。「赤飯」を知らない子もいました。


お昼ご飯を食べるときに、「男子はいっぱい食べるならどんぶりに好きなだけご飯を盛って」と言ったら、それを聞いていた女子から「どんぶりって何?初めて聞く」と言われ・・・もう言葉を失います。


英語の授業でuncleやauntと習っても、日本語の「叔父(伯父)」と「叔母(伯母)」を知りません。おじさんというのはそのへんにいる年配の男性だと思っているので、戸籍上の叔父や叔母、甥や姪もわかりません。歴史の教科書で、「推古天皇の甥である聖徳太子は・・・」と書いてあっても意味が分からないのです。

英語でoftenは「しばしば」だよといっても、それが英語だと思っています。

日本語もままならないし、日本の伝統的行事や食事も知らないのに「うちの子はなんで塾に行ってるのに成績が悪いんだ」と平気で言ってくる。学校や塾がどんなに頑張っても、本人を作り上げる根本は家庭です。学力は遺伝と環境が大きく左右します。そんなこともわからない親に育てられたら、そりゃあ努力もしないで文句ばっかり言うでしょうね。




アクティブ スタディ

北海道千歳市にある高校受験のエキスパート ~アクティブ・スタディ~

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