塾の種類と選び方
塾にもいろいろなタイプがあります。
選ぶ前に、まず、肝に銘じてほしいことがひとつ。「塾にも子供にも過剰な期待をするな」ということ。(先生たちは催眠術師ではない、月謝で点数は買えない、宣伝に騙されるな)
子供に何を求めているのか。具体的な数字で表してください。どの教科を何%上げたいのか。偏差値がどのくらいまで上がってほしいのか。無理なものは無理だということも理解してください。そのうえで、塾を探してください。必ず情報収集を怠らなように。
月謝は、あくまで「授業」に対して払っているということを知ってください。その「授業」を復習して自分の力にするかどうかは生徒次第です。
塾は、大きく分けて下記のようになります。
1⃣集団一斉授業型
2⃣集団個別型
3⃣少人数個別型
4⃣マンツーマン型
5⃣個人経営型
それぞれに、メリットとデメリットがあります。
1⃣集団一斉授業型
1つの教室に10~20人程度がいて、学校のように先生が授業をする学習塾です。通常は、その日に授業する分のページを「予習(問題を全部解いてくる)」してきて、その解説授業をするという形式です。
メリット:個別教室より安くて週に3回程度の授業を受けられる、友達がたくさんできるので楽しい、マニュアルに沿った授業がされるのでわかりやすく感じる、レベル別にクラスが分けられるので自分のレベルにあった授業が受けられる、マニュアル通りに授業されるので先生の当たりはずれは少ない
デメリット:わからないところがあっても質問しにくい、Gランク以下の場合は授業についていけない、予習・復習をしないと授業に出席しただけでできるようになったと錯覚してしまう
向いている人:偏差値50(平均)以上の人、真面目な人
2⃣集団個別型
教室内に5~15人程度の生徒が各自勉強し、先生が周って歩く形式。
メリット:自分のやりたい教科を勉強できる、自分のペースで勉強できる、友達と仲良く勉強できる
デメリット:先生が忙しそうだと十分に教えてもらえない、勉強しないで座っていてもばれないことがある、友達とこっそり遊んでしまう、集団一斉授業型の塾より割高で回数が少ない
向いている人:おしゃべりしないでコツコツできる人、自分が今何をやるべきかわかっている人、自分から質問できる人
3⃣少人数個別型
先生一人に生徒2~3人程度の学習塾
メリット:集団個別より先生に教えてもらえる、自分のペースで勉強できる、友達と遊んでしまうことはあまりない
デメリット:高い、親の予算によっては週に1回しか受講できない、友達と仲良く勉強するような感じではない、自分がわかるまで勉強していると大して進んでいなかったりする、先生の当たりはずれが大きい
向いている人:集団授業についていけない人、きちんと質問できる人、説明を真剣に聞くことができる人、習ったことを復習できる人
4⃣マンツーマン型
先生と生徒が完全に1:1の家庭教師型学習塾
メリット:先生を独り占めできる、自分のやりたいところを勉強できる、自分のわからないところをとことん聞ける、家に家庭教師が来るより気楽
デメリット:とにかく高い、高いので週に1回程度しか勉強できない、自分ではすごく勉強したつもりでも学校に追いつけないことがよくある、友達はできにくい、先生の当たりはずれが大きい
向いている人:集団授業についていけない人、きちんと質問できる人、説明を真剣に聞くことができる人、習ったことを復習できる人
5⃣個人経営型
文字通り、個人で経営しているのでその塾によって全く違う。一斉授業をする塾もあれば、集団個別の塾もある。高いところもあれば、安いところもある。自分で調べるしかない。
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