宣伝に騙されるな
やればできる子「YDK」だの「やる気スイッテ」だの、広告をそのまま信じて塾にものすごい期待をして失望する保護者の方々。塾は「客商売」ですから、宣伝文句も必死に考えます。でもね、実際には「やるかやらないかも実力のうち」です。
最上位の子というのは、「中学レベルの勉強ぐらいならほぼ何もやらなくてもできる」という子。実際には、何もしていないというのともちょっと違います。(くわしくはコチラ)
逆に最下位層の子はやってもできないし、やり続けられない。
やってもほんの少しずつしかできるようにならない子もいっぱいいる。
みんなそれぞれ違うのに、宣伝を鵜呑みにしている人たちというのは「やればうちの子も東大に入れるくらいできる」と思っているみたいです。東大に合格するまで何十年もかかっても良いというのなら話はわかります。でも、中学に入ってから我が子の点数の悪さに驚いて慌てて塾に来るような親子が、1年や2年で学年トップに上り詰めるのはほぼ不可能ですよ。たしかに、過去にうちの塾において、たったの2か月で一気に100人抜いた子もいます(詳しくはコチラ)。しかし、毎日一生懸命勉強しても下位グループから全く抜け出せない子も実際にいるのです。「ドラゴン桜」みたいなことは、そうそう起こりません。
私が言いたいのは、たとえやったとしても「できる」内容には個人差があるということ。
うちの塾の場合は、中3Aコースの場合はとにかく無理矢理にでも勉強させます。毎日毎日休まず勉強勉強。土日は朝9時から夜9時まで。夏休みや冬休みも12時間。この辛い受験勉強に耐えて最後まで頑張った子たちは、たしかに「やればできる子」かも知れません。でも、どちらかというと「やるということができた子」。耐えられなくて辞めた子は「やることすらできなかった子」。ここまで頑張って勉強したおかげで、偏差値30代前半だった子が50前後まで行くことはありました。でも、中3の1年間で偏差値30代から60台に行くことは無いと思ってください。そんな奇跡はほぼ無いから「奇跡」なのです。
ここ数年は、そこまで勉強させることもままなりません。死ぬ気で頑張ろうというような生徒自体が極端に減っているうえに、たとえ本人が頑張ろうとしていても、親が「かわいそうだ」と言って辞めさせしまうこともあるからです。頑張っている我が子を応援するのかと思いきや、苦労させたくないと考える親が増えているように見えます。少しでも大変そうだとすぐに塾を辞めさせて、「苦労しなくても伸ばしてくれる塾」を探す旅に出ます。
そんな時は、「はい、さようなら~。行ってらっしゃい~。いつか見つかるといいですね~。」という気持ちで見送っています(笑) (参照:プライドと自己評価だけが高すぎる親子)
こうやって辞めていった生徒は、辞めずに頑張った生徒(同じ高校を志望していた同じくらいのレベルの子)とは、数か月で明らかに大きな差がついて別の高校へと進んでいきます。うちの塾の本気コース(中3Aコース)よりも勉強できる塾はないのだから当然の結果です。本気で頑張る生徒にとっては、うちの塾ほど良心的な価格で全力サポートしてくれる塾はありません。おそらくコストパフォーマンスは日本最強クラスです。
でも、頑張りたくない人間にとっては、こんな嫌な塾は無いでしょうね(笑)。
そういう人はBコースもしくは会館コースに変更しましょう。それが最善の平和的解決法です。 (くわしくは、本校と会館の移動)
話しそびれた「やる気スイッチ」についてはコチラ
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