教材ばっかり買うな!

 ちょっと乱暴な物言いですが、本当に無駄です。

 成績が伸びなない子の典型的な無駄行動です。

 例えば本屋さんに行ってあれこれ教材を見たとします。色々見ているうちに、「これならできるようになるかも」と思って買うわけです。それで結局数ページしかやらない。よくある話です。

 まず、「悪い教材」というのはほぼ存在しません。どの教材も大変よく考えて作られています。どれをつかっても似たような問題が繰り返し出されます。ただし、レベルの差や目的の差はあります。公立の中学校に合わせているのか、教科書にピッタリ合わせて作らているのか、超難関校をめざすための問題が多いのか、などなど。

 結論から言うと、どれも買わなくて良いです。まずは学校のワークを繰り返しやりましょう。次に塾のワークがある人は、それも繰り返しやりましょう。直接ワークに答えを書き込まないでください(詳しくは、「ワークの使い方、ノートの使い方」へ)。それらをすっかりやり終えて、まだ物足りないと感じる人だけ買えばよいのです。当塾には貸し出し用の教材がたくさんありますので塾生は買う必要無しです。

 塾には一切行ってなくて、学校のワークはしっかりやってるという人は、各教科1冊ずつ買えば十分です。自分が使っている教科書にピッタリ沿った教材を買いましょう。中3だけはそれに加えて受験対策用の教材を買うべきですね。これも塾に行っている子は必要無し。

 検定を受ける際には検定対策用の問題集がありますので買うのも有りです。でも、まずは各検定協会のホームページで無料公開されている過去問をやりましょう。それが完璧になってから次のことを考えましょう。うちの塾には、漢検、英検、数検の過去問も保管していますし、各検定の対策問題集も置いています。と、しつこく言っているのにもかかわらず高い問題集を買ってきては最初の2,3ページしかやらないまま塾に寄付していった生徒のなんと多いことか。

 教材ばっかり買う親子って、塾もよく変える傾向にあります。理由は簡単、他力本願だから。目の前のやるべきことをやらずに、努力しなくても伸びる方法を探し続けているからです。教材や塾を変えれば成績が変わると思っているようですが、変えるべきは自分自身です。勉強に取り組む姿勢を変えないと結果は変わりません。

アクティブ スタディ

北海道千歳市にある高校受験のエキスパート ~アクティブ・スタディ~

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