「地頭」には個人差がありますから

 まず、お母さんたちが絶対に知っておかなきゃいけないとっても大事なこと。

 それは勉強にも「才能」の差があるということ。そして、その才能は親の「遺伝子」から受け継ぐということ。要するに、勉強ができるのもできないのも親の影響は大きいということです。

 と、一番言いにくいことをまず最初にに言わせてください。

 ただし、もちろんそれがすべてではありません。運と努力にも左右されます。(詳しくは、「才能、運、努力の掛け算」のページへ。)


 どの塾だって(時には学校の先生だって)、親から勉強のことで文句を言われた時には「まずは親の責任なんだよ」と喉まで出かかっています。それをぐっと飲み込んでオブラートに包みまくって保護者と話します。ところが子供が勉強できないことを学校や塾のせいにする親は、総じて理解力が低い人が多いのでオブラートに包んでいては全く話が通じません。かといってストレートに「あなたのお子様にしてはこれでもけっこう頑張ってる方なんですよ」なんて言った日には、すぐさまモンスター化してしまいますよね。ですから、この場をお借りしてまず言わせてもらいました。

 大半のお母さんたちは、子どもに頑張ってほしい気持ちと同時に「うちの子だから、まあこんなもんでしょ」という「悟りの気持ち」も持っているのです。もちろん応援する気持ちは大いにあるからこそ塾に連れてきているのですが、それと同時に冷静に子供の評価をする心も持ち合わせています。「うちの子にしては頑張ってるなあ」と思えば自然と誉め言葉も出るし金銭や送迎などの応援も苦になりません。先生たちだって「本人なりに努力しているな」と感じれば、褒めるし高く評価もします。

 文句を言ってくる親たちの子も、塾に来て少しは上がっているのです。それでも満足できないのは、いきなり80点、90点にならないから。「褒めて伸ばせ」とクレームを入れる親が、一番褒めていないし評価もできていないのです。小学校の算数もまともにわかっていない子が、いきなり関数のテストで90点をとることはできません。「塾に入ったらいきなり上がった!」という子は、小学校までの勉強はしっかりできていてそれなりの理解力がある子たちです。

 「じゃあ、あきらめるしかないのか?」というとそうではなくて・・・ゆっくり一歩ずつ頑張っている姿を親がまず認めてあげてほしいのです。基礎学力が低い生徒は、いきなり満足いく結果を出すことはありません。すぐに結果が出ないことを責めていたら、子どもだって努力することが嫌になってしまいます。

アクティブ スタディ

北海道千歳市にある高校受験のエキスパート ~アクティブ・スタディ~

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