小学校の時は勉強できたのに
入塾の相談時によく聞くセリフです。
「小学校の時はいつも90点とか100点で。それが中学校に入ったら急に50点も取れなくて。どうしちゃったんですかね。」
これ、実はどうもしてません。ごく一般的なことです。
小学校では「褒めて伸ばす」教育をして子供に自信を持たせるようにしています。ですからひとつの単元が終わるごとにテストをします。しかもテストの前にしつこく「おさらい」をしてくれます。テストの範囲がせまいので問題数も非常に少なく、内容も基礎的なものがほとんど。できる子はみんな物足りなくて退屈で、時間があまって仕方ありません。
このテストで60点とか70点だったら、それはもう「あまりわかっていない」ということです。中学に入ったら、授業についていけません。
「え?じゃあ、どうすれば良いの?」
まずは、小学生のうちにしっかりと勉強する習慣をつけさせてください。わからないものをそのままにしない習慣です。(もう中学生なんだけど・・・という人はコチラへ)
そして、これが大事!
小学校入学前後で習い事に行かせてください。
特にお勧めなのは、そろばん(ソロタッチでも)・習字・公文です。その他、ピアノや水泳などももちろんやった方が良いです。とにかく頭脳のトレーニングとなることを始めさせてください。ここですっかり差がついてしまします。中学に入って慌てたところで時すでに遅し。生まれて6,7年も経ってないうちから数字や文字に興味を持ち、宿題が辛いと泣いたり、検定に落ちて悔しいと号泣したり。そんな経験を小さいうちから何年も積んだうえで、ときどき味わえる達成感や喜びを糧として努力することを覚えていくのです。その数年間、学校以外では何もしなかった子供たちと同じ学力なわけがありません。
小学校の「褒めて伸ばす教育」って、言い換えれば「できていなくても叱ったり無理やりやらせたりできない教育」ということですからね。小学校のテストは、ほぼ全部100点じゃないと「見えない落ちこぼれ」だと思ってください。中学校に入ったとたんにそれがはっきりした数字となって見えてしまいます。
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