誰もが塾に行く必要はあるのか?

 誰もが塾に行く必要はあるのか???


 私は、無いと思います。


 まずは本人のレベルとやる気、目的を考えましょう。

 例えば、「今は勉強ができないが、なんとしても入りたい高校ができた。どうしても行きたい。だから頑張りたい!」という場合は塾に行くのは有りだと思います。

 あるいは、「勉強は得意だが志望校の偏差値も高いから、そろそろ自分だけで勉強するのは限界または不安。」なんて場合も有りですよね。

 Aランクレベルになってくると、「学校の勉強が退屈すぎる、もっと難問にチャレンジしたい、進学してからの勉強に備えたい」など次元の違う話になります。塾とは本来、こういう子のためにあるのだと思っていますけどね。

 塾にも種類や特性がありますので、事前によく調べて子供のレベルや目的に合った塾を選びましょう。(塾の種類と選び方


 では、「今のレベルが低い(Gランクまたは偏差値40以下)、本人にやる気もないし危機感もない。目標もない。」というときに、塾に行く必要はあるのでしょうか。

 正直言うと必要無いです。無理やり塾に行かせたところで効果は期待できません。 


 私ならどうするか・・・

 私が親だったら、中学校の勉強に関してはあきらめるかも。だって二次関数や古典や英語の現在完了なんて、わからなくても立派に生きている大人がいっぱいいるじゃないですか。それに、頭が良い子とは15年分の差がついてしまっているのです。15年分の差を、たった半年で、しかも数十万程度のお金でどうにかしようというのが図々しい。単なる「塾代」と考えたら決して安いお金じゃないけど、15年分の差を半年で埋めてくれという無理難題を押し付けるには安すぎるでしょ(笑)。

 もし私が親なら、そのお金は「本人のやりたいこと」につぎ込みます。野球でも、ピアノでも、絵画でも、サッカーでも。そんなもの将来役に立たないじゃなかっていう親もいますが、芸は身を助けることもありますよ。

 「本人のやりたいこと」がないのなら、子どもと一緒に社会勉強に出かけて使いましょう。そんな大げさなものでなくてもよいのです。別に海外とかに行く必要はありません。週末に登山に行くとか、動物園や博物館に行くとか、キャンプだってかまいません。どこに行きたいか調べさせて道案内を任せたり、行った先でもガイドをさせたり。そういうことが生きた勉強です。そこから歴史や地理の勉強に興味を持つこともできます。ニセコに行けば英語の必要性も感じるでしょう。旅の計画を立てさせれば、時間やお金の計算もできるようになるでよう。そのうち道外や国外にも興味を持つようになるでしょう。

 都道府県どころか隣町の名前もろくに知らない子が、そこまで地理に興味を持ってくれたら喜ばしいことです。(何ひとつ知らない中学生、住所も親の名前も書けない中学生

 勉強って、机に向かうことだけじゃないんです。それを知っている親に育てられる子と育てられない子の差は大きいです。(学力が高い子が育った環境


 それでも塾に行かせたいんだ!少しでも勉強させたいんだ!という方は会館コースで十分じゃない?

 

 

アクティブ スタディ

北海道千歳市にある高校受験のエキスパート ~アクティブ・スタディ~

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