入試が大きく変わりました
2022年から、入試制度が大きく変わりました
まずは1教科60点満点から100点満点へ
合計300点満点が500点満点となりました
試験時間も1教科45分から50分へ
そして「裁量問題」が廃止されました。
「裁量問題」というのは、2009年の改正でできた制度です。
それまで全道の公立高校はすべて同じ入試問題で実施していましたが、トップクラスの高校では満点近くでの争いとなっていたため難易度の高い問題を解かせることで実力差を計る作戦に変えたからです。どういうことかというと、国語・数学・英語に関しては入試の問題が簡単バージョンと難問バージョンに分かれたということです。例えば国語の大問題が1⃣~5⃣まであるとします。1⃣は0点をとらせないための基本確認問題となっていました。しかし、進学校を受ける受験生はそのレベルの問題は全て解けて当たり前なので削除。代わりに難易度の高い応用問題を6⃣として解かせるというもの。進学校の生徒は2⃣~6⃣までやって60点満点。それ以外の生徒は1⃣~5⃣までで60点満点。ですから進学校を受験した生徒が50点取るのと、それ以外の高校を受験した生徒が50点取るのでは価値が違うということでした。そのため同じ千歳高校を受験するのでも、普通科を受験する生徒は「裁量問題」、国際流通科と国際教養科は「一般問題」となっていて大変わかりにくいシステムでした。当塾でも、裁量問題の学校を受験する組と一般問題組に分けて解説授業をしていました。
しかし、今回の改正ではその1⃣~6⃣までをまんべんなく出すことで全員同じテストで入試に挑むということになりました。2009年以前も全員同じでしたが、現在の方が後半の問題は難しいものになっています。偏差値50以下の人たちは、いかに基本問題を落とさずにしっかりと点数をとるか考えて勉強しましょう。
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